子犬のしつけ | アルバーロ動物病院

子犬のしつけ

はじめに

犬は、吠えたり、咬んだり、時に人に迷惑になる行動をすることがあります。
しかしそれは子犬のときにしつけることで回避することができます(大人になってから矯正するのは難しく、根気が要ります。また、間違った方法でのしつけは悪い癖を助長してしまうことがあります)。子犬を家族に迎え入れるに当たって、社会で共存していくための最低限のルールを教えてあげましょう。

しつけの基本

しつけの基本は報酬と罰をうまく利用することですが、タイミングよく適切な手段をとることが大事です。
また、家族が一環したルールをきめ、守ることが大切です。

報酬とは子犬がおとなしくしているとき、トイレがうまく出来たときなど、その場でよくほめてあげる際に使います。
報酬としては、おやつ、フード、おもちゃ、あそび、ほめことば、なでてやる、など愛犬が喜ぶものを利用します。
罰には直接てきな罰(しかる、おさえつけるなど)や天罰(水鉄砲、スプレーカラ―など)社会的罰(無視、隔離など)などがありますが、どれも長所短所があり、犬の個性や状況によって使い分ける必要があります。

子犬に必要なこと

■ 環境整備
問題を起こさないため飼う環境をしっかりととのえる。
■ リーダーシップをとる
食事管理はリーダーがする。どこでも触らせる子にする。一緒にベットに寝ない。
■ 監視と行動管理
眼のとどくところに居させる。囲いやリードなどで制御すること。
■ ルールやマナー
トイレやハウスでの過ごし方をしつけること。
■ 社会化
人や犬とたくさんで会う機会を設けて社会化を身につけさせること。

子犬で起こりやすい
問題行動への対処

あまがみ

短い言葉でしかる(犬が驚いて口をはなすことが大切)
無視する(部屋を出て行く、高いところにのぼる)
別のおもちゃを与える(ただし、過剰に執着するおもちゃは将来攻撃性に発展することがあるので、飼い主の管理のもとで与える。)

いたずら(家具などの破壊)

環境の工夫(カバーで覆う、移動する、眼のとどかないところでは自由にしない。)
命にかかわらないものの場合、強引に取り上げるのではなく、おやつと交換させるなどして、「はなせ」「ちょーだい」などを教える。
散歩や運動で咬むこと意外での好奇心を満たす刺激を。また、適切なおもちゃを与え、遊んでよいものといけないものを区別させる。

食事に関する問題

食欲にむらがあっても、嗜好性の高いおやつなどは与えない。
糞食。糞をすぐにかたずける。くせにさせない。
異食(食べ物以外のもの食べる)。まず、異物を口に出来ないところにかたずける。命にかかわらないものでは、追いかけて取り上げたりしてはいけない。(遊びだとおもってしまうから)
食事や食べ物で攻撃性を示す場合は、人の手からえさを与えたり、食事中に周囲に人がいることに慣れさせる。

トイレの失敗

トイレの設置場所などの確認。
シーツはまめに変えて清潔に(ほんの少しだけにおいを残すのは良い)。
服従性の排尿は興奮、恐怖からなので、しかったり脅かさないように。
マーキング、膀胱炎などの病気からおもらしすることもある。

吠え、泣き声

鳴いているとき絶対にかおを出さない覚悟。静かに待っているときにほめてやり、かまってやる。
遊んでいて興奮して吠えだしたら遊びはおしまい。
吠えての要求にはこたえない。
夜鳴きなどは、環境の整備、クレートトレーニング。

こわがり

性格的な面も大きい。
犬が怖がっているとき、抱いたり、優しい声をかけない。飼い主はなにごともなかったかのように平常にふるまう。怖がる刺激(音や人、他の犬など。)にたいしては少しずつ怖がらない程度の刺激からはじめ、徐々にならしていく。

過剰な依存関係

在宅中に子犬に接触しない時間をつくり、徐々にのばす。
日頃から子犬の要求(ほえる、鳴く、飛びつくなど)をそのまま受け入れるような対応はしない。