猫は習性で基本的には自分がトイレと決めた所以外ではそそうをしない生き物です。
ですから、まだトイレを覚えていない子猫は別として、そそうをするにはそれなりの理由があるのがほとんどです。
まず
①避妊や去勢をしていない猫ちゃんの場合は発情に伴うマーキング行動というにおいづけの場合があります。次に避妊や去勢がしてあるのに尿をもらすと言う場合。
②猫ちゃんは膀胱炎をおこしていませんか?
トイレの回数が多い、ほんの少しづつ尿を漏らす。などの場合膀胱炎をおこしているかもしれません。
③トイレが汚れている、トイレの場所や、素材が気に入らないと言うことはありませんか?
猫はきれい好きだからこそ、トイレの砂が汚れていたり、砂などの素材によっては足が汚れたりするので嫌がることがあります(お布団にしてしまうというのは、猫にとって用意したトイレよりもお布団の吸収が良く、快適だからと言うことがよくあります)また、多等飼育などで他の猫にちょっかいをだされて落ち着いて入れないような環境だとやはりそこのトイレを使ってくれないことがあります。
トイレの問題は叱ることでは解決できません。つい感情的に叱ってしまうと、トイレの場所について叱られると認識するのではなく、おしっこすることそのものが叱られていると勘違いして隠れたところでするようになったり、トイレを我慢してしまったり、余計にこじれてしまいます。
猫は外に出しても必ず帰ってくる習性があり、昔は自由に出入りできる環境で飼うことも普通でした。
しかしながら現代では交通事故はもちろんのこと、野良猫との接触で感染する猫エイズなどの伝染病がたくさんあります。また現代のような住宅の密集地では近隣の方への迷惑も考慮するとあまりすすめられるものではありません。
初めから室内飼いを徹底させると家そのものがその猫のテリトリーとなって外に出なくてもストレスではありません(以前外に出ていた猫も時間はかかりますが室内飼に慣らすことは出来ます。)
犬がウンチを食べてしまうのは元々の習性から良くあることです。中には食事の量が足りない、ある種の病気による体調不良からなどのこともありますが逆にめったにありません。
解決方法としては、便ににがいものや辛いものを吹きかけるなどもよく言われますが、それではなかなか解決しないことがおおく、やはり便をすぐにかたづける、便を食べようとしたらおやつなどと交換するようにしつけて便を食べないといいことがあるというようにしつけるのが良いでしょう。
トイレのしつけもそうですがこの手の習性に関わる行動の矯正はしかることでは解決できません。
犬も猫も歯の健康を保つことは大変重要です。
犬や猫に虫歯は基本的にはありませんが、歯石が付くことによって歯肉炎をおこしたり、歯石の中の細菌がさまざまな病気に関与することが言われています。
いちど付いてしまった歯石は犬や猫では全身麻酔のうえで超音波スケーラーを使って取り除かなければなりません。それを予防するには歯磨きが一番です。
歯磨きがどうしても出来ない場合も歯に塗るようにして使う歯石予防のジェルなどもありますので使ってみてはいかがでしょうか?
ドックフードやキャットフードの総合栄養食といわれるものはワンちゃん猫ちゃんにとって一番栄養バランスがとれているといってよいでしょう。
手作りのものではどうしてもある種の栄養素が欠けてしまうことでさまざまな病気の原因になることも少なくありません。
一方である程度信頼できる吟味された新鮮なフードでないと、逆に皮膚病や膀胱結石などの病気になりやすい体質の子がいますので注意は必要です。
ドックフードやキャットフードの総合栄養食といわれるものはワンちゃん猫日常の健康管理として、元気、食欲、はもちろんのこと、飲水量、排尿、排便、眼、耳、歯、爪、皮膚 被毛の状態は最低限チェックする必要があります。 日頃ペットの体を触っていっしょに生活していればそれらのチェックはさほど難しいことではありません。
ワクチンは、特定の病気に対して、体内に免疫をつくるためのものです。
体の免疫の仕組みを利用して、病気を予防できます。
ワクチンが必要な病気は、かかると症状が重く、死に至る危険性が高いです。
また、伝染性があり、ほうっておくと他の犬、猫に感染するおそれがあります。
このような病気の害を抑えるため、事前にワクチンを打っておくことをお薦めいたします。